新人薬剤師になったものの、仕事についていけないことに悩んでいませんか。
毎日慣れない業務に追われて、「私だけ仕事についていけていないかも」と不安に感じることがありますよね。
「仕事についていけないのは私だけなのかな」
「いつになったら仕事に慣れることができるのだろう」
「仕事ができるようになるためにはどうしたら良いのかな」
新人薬剤師のなかには、このように悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
しかし、新人薬剤師で仕事についていけないと悩んでいるのは、あなただけではありません。
実際、多くの薬剤師が同じような悩みや不安を経験しています。
この記事では、新人薬剤師が仕事についていけないと感じる理由や悩みの解決策を紹介します。
仕事に慣れるまでの目安や辞めたいと感じたときに確認したいポイントについても解説するので、参考にしてくださいね。
新人薬剤師が仕事についていけないと不安に感じるのは自分だけではない
実際、薬の成分名は知っていても、はじめのうちは商品名がわかりません。
どこにどの薬が置いてあるのか分からず、ピッキングが遅れることもあります。
また、いざ監査をしてみると、処方箋の見方や薬の用法・用量がわからなかったり、知らない薬が出てきたりします。
このように、座学や実習の知識では対応できないことは、たくさんあります。
実際の現場では、はじめてのことに直面する毎日ですよね。
知識の足りなさに自信をなくしたり、今後ついていけるようになるのかなと不安に感じたりするのは、新人薬剤師であれば誰もが通る道です。
今は仕事についていけないと感じていても、経験を積むことで少しずつできることは増えていきます。
「自分だけが仕事についていけていない」と思い詰める必要はありません。
まずは、多くの新人薬剤師が同じ悩みを抱えていることを知っておきましょう。
新人薬剤師が仕事についていけないと感じる主な理由7つ

新人薬剤師が仕事についていけないと感じる理由は、1人1人異なります。
覚えることが多すぎて知識が追いつかなかったり、業務のスピードについていけなかったりと、悩みの内容はさまざまです。
また、ミスに対するプレッシャーや患者さん・医療関係者への対応、人間関係など学生時代には経験しなかった悩みに直面する場面も増えます。
新人薬剤師が仕事についていけないと感じる主な理由は、以下の7つです。
新人薬剤師であれば、当てはまるものが多いのではないでしょうか。
仕事について悩みや不安を感じている人は、読んでみてくださいね。
理由①覚えられない
新人薬剤師が仕事についていけないと感じる理由の1つ目は、業務内容や薬、施設のルールなどを覚えられないことです。
覚えられないことに焦りが生じて、薬剤師に向いていないかもしれないと落ち込んでしまいますよね。
入社したては、はじめて経験することばかりです。
大学で学んだと思っていても薬の規格や用法・用量が分からず、不安に感じてしまいます。
薬の種類も多く、なかなか覚えられません。
そもそも薬が置いてある場所を覚えることも大変ですよね。
さらに、機械の使い方や施設のルールなど短期間でたくさんのことを覚える必要があります。
メモをして、何度聞いても覚えられないこともあるでしょう。
なかなか覚えられないと、「周りに迷惑を掛けているかもしれない」「覚えが悪いと思われてるかもしれない」と不安に感じてしまいます。
しかし、新人薬剤師が覚えられないのは能力不足ではなく、覚えるべきことが非常に多いためです。
今は覚えられなくても、経験を重ねるうちに少しずつ身についていくので、安心してくださいね。
理由②スピードについていけない
2つ目の理由は、ピッキングや一包化、監査など限られた時間のなかでこなす必要がある際に、スピードについていけないことです。
自分の作業が終わるのを待っている人がいると思うと焦ってしまいます。
薬剤師の業務は、患者さんを待たせないために、正確さに加えてスピードも求められます。
また、自分の監査が終わって、先輩薬剤師が投薬することもあります。
新人薬剤師は、薬が置いてある場所を探したり、処方内容を確認したりするだけでも時間がかかります。
さらに、分からないことを1つ1つ調べながら業務を進める必要があるため、どうしても先輩薬剤師より作業スピードは遅くなります。
スピードについていけずに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますよね。
しかし、はじめのうちは誰もが時間がかかります。薬剤師の業務では、スピードよりも正確さが重要です。
焦ってミスをするよりも、しっかり調べながら正確に業務をこなすほうが結果的にスピードアップにつながります。
理由③ミスすることが怖い
ミスをすることが怖い点も仕事についていけないと感じる理由の1つです。
ミスにより、「先輩に怒られてしまうかもしれない」「迷惑に思われてるかもしれない」と不安に思うためです。
よくあるミスの1つに薬の規格の見落としがあります。
新人薬剤師のうちは、規格が複数あるということを知らないために起こりやすいです。
ほかには、1シート10錠だと思って数えていたら、実は14錠だったということもあるでしょう。
新人薬剤師は、そもそもどのようなミスが起こりやすいのか知らないため、確認不足につながりやすいです。
多くのミスは経験不足によるものです。
先輩薬剤師は、たくさんの経験を通して、どのようなミスが起こりやすいか、確認すべき点はどんなところか意識しながら業務をこなしています。
経験が少ないうちは、ミスが多くて当然です。
ミスをすることは、怖いと感じますよね。
しかし、経験を重ねることで確認すべきポイントが分かるようになり、ミスも少しずつ減っていきます。
また、薬剤師の業務は、ダブルチェック体制が整っていることも多いです。
新人薬剤師が1人ですべての責任を負うわけではありません。
ミスをしてしまったときも必要以上に自分を責めず、同じミスをしないための学びにつなげましょう。
理由④患者さんや医療関係者への対応が不安
新人薬剤師は、患者さんや医療関係者への対応が不安なときに、仕事についていけないと感じることがあります。
何を聞かれるかわからず緊張したり、的確な回答ができずに焦ったりするためです。
服薬指導のときに患者さんに相談されたり、医師や看護師などの医療関係者から質問されることがあります。
新人薬剤師のうちは、知識や経験が十分ではないため、すぐに答えられないこともあります。
そのため、質問されることが怖くなり、患者さんや医療関係者への対応に苦手意識を持つ人が多いです。
わからないことを聞かれたときは、無理にすぐに答える必要はありません。
調べたり、先輩薬剤師に確認したりして、正しい情報を伝えることが大切です。
また、対応していくうちに、どんなことを聞かれやすいかわかってきます。
患者さんや医療関係者からよく聞かれる質問を整理して、対応方法を事前に考えておくと安心です。
はじめから完璧に対応できる新人薬剤師はいません。
経験を重ねることで少しずつ自信がついていくので、焦る必要はありませんよ。
理由⑤人間関係がつらい
新人薬剤師が仕事についていけないと感じる理由として、人間関係がつらいことも挙げられます。
職場の人たちとうまく馴染めず、疎外感を抱き、業務以外の悩みが増えてしまうためです。
職場のなかには、言い方・当たりがきつい人や陰口をいう人などがいる場合もあります。
新人薬剤師は、ただでさえ仕事についていけないと感じることが多く、申し訳なさを抱いています。
そのため、先輩薬剤師や医師・看護師などの言動を普段以上に気にしてしまうこともあるでしょう。
業務に対する不安に加え、人間関係の悩みも重なるとますます仕事についていけないと感じてしまいますよね。
業務に自信がつくことで、以前ほど周囲の言動が気にならなくなる場合もあります。
また、少しずつ職場の環境に慣れてきて、仲のいい人ができることもあります。
薬剤師は、少人数で閉鎖的な職場環境で働くことも多く、人間関係が働きやすさに大きく影響します。
1人で抱え込まず、上司や教育担当、同期など信頼できる人に相談してみましょう。
理由⑥勉強する時間を確保できない
新人薬剤師は、勉強する時間を確保できず、仕事についていけないと感じることがあります。
なかなか思うように知識を身につけられないことに焦るためです。
新人薬剤師は、実際に現場で働いてみると、薬学部で学んだ知識だけでは対応できないことをひしひしと感じます。
薬の商品名や用法・用量、副作用、飲み合わせなどさまざまなことを新たに覚えないといけません。
とはいえ、仕事が終わって勉強しようと思っていても、慣れない環境による疲れもあり、思うように勉強時間を確保できません。知識を身に付けなければという思いが強い分、焦ってしまいますよね。
しかし、新人薬剤師のうちからすべての知識を身につけることはできません。
日々の業務のなかで少しずつ学びを積み重ねることで、徐々に知識は身についていきます。
理由⑦理想と現実のギャップがある
新人薬剤師が仕事についていけないと感じる理由の1つに、理想と現実のギャップがあります。
ギャップが大きければ大きいほど、「自分は薬剤師に向いていないのではないか」と不安を抱くためです。
薬剤師免許に合格するために、たくさんの薬の知識を学びましたよね。
その知識をしっかり覚えていれば、薬剤師として問題なく働けると考えていた人は多いのではないでしょうか。
また、学生時代に「薬剤師になったら患者さんの話にしっかりと耳を傾けて、助けになりたい」という理想を持っていた人もいるでしょう。
しかし、実際の現場では、新たな知識や応用力が求められ、知識不足に直面します。
患者さんの相談や質問にうまく答えられないこともあります。
このギャップは多くの新人薬剤師が経験するものです。
最初は理想と現実のギャップに戸惑うこともありますが、日々の業務を通じて知識や対応力が身に付きます。
時間とともに理想と現実のギャップも埋まっていくため、焦りすぎる必要はありません。
新人薬剤師が仕事に慣れるまでの期間は3ヶ月〜1年
新人薬剤師が仕事に慣れるまでの期間は、3ヶ月〜1年ほどといわれています。
入社して3ヶ月頃から徐々に業務の流れがわかり始め、半年〜1年ほど経つと自信を持つことができるようになります。
「早く仕事に慣れたい」「いつになったら仕事に慣れることができるのかな」と不安になりますよね。
はじめは心配だと思いますが、やはり慣れるためには時間が必要です。
また、仕事の慣れには個人差があるため、必ず当てはまるとは限りません。
慣れるまでの期間が長くても焦らなくても大丈夫です。
入社して3ヶ月頃から少しずつ余裕が出てくる
入社して3ヶ月ほど経つと少しずつ余裕が出てきます。
業務の流れがわかり始める頃だからです。
入社したての頃は右も左もわかりません。
最初の1〜2ヶ月は、薬の知識や機械の使い方、施設のルールなどはじめて覚えることばかりです。
しかし、3ヶ月ほど経つと、少しずつ業務の流れがわかるようになります。
よく出る薬や基本的な処方パターンにも慣れてきて、少しずつ知識が増えはじめます。
監査や投薬の手順も自然と身に付いてくるため、落ち着いて業務に取り組めるようになるでしょう。
最初の3ヶ月は、はじめての環境で大変な時期ですが、そこを過ぎると少しずつ仕事の見え方が変わってきます。
入社して半年〜1年ほどで自信がつき始める
入社して半年〜1年ほど経つと、自信が持てるようになります。
ミスも減り、一通りの業務を任せられる場面が増えるためです。
半年ほど経つと、どのようなミスが起こりやすいかわかってきます。
そのため、調剤業務において、注意して確認すべき点を意識できます。
また、監査や投薬など行う際、はじめのうちは何をすれば良いのか分からず、自分なりの手順が決まっていません。
慣れてくると、自分のなかで確認漏れがないような手順ができてくるでしょう。
その結果、落ち着いて業務に取り組めるようになります。
先輩薬剤師たちと同じような流れで業務をこなせる場面が増え、自信につながるでしょう。
慣れるまでには個人差があるため焦らないことが大切
仕事に慣れるまでの期間は、1人1人異なります。
周りと比べて焦る必要はありません。
職場環境や経験できる業務内容、得意なこと・苦手なことは、人それぞれだからです。
例えば、人と話すことが得意な人は、服薬指導に早く慣れるかもしれません。
一方、薬の知識を覚えることが得意な人は、調剤や監査などの業務に慣れるのが早い場合があります。
仕事に慣れるスピードが遅いからといって、薬剤師に向いてないわけではありません。
大切なのは、他人と比較するのではなく、昨日の自分より少しでも成長できているかを意識することです。
新人薬剤師が仕事についていけないと感じたときの解決策11選

新人薬剤師が仕事についていけないと感じたときは、考え方や行動を見直してみましょう。
例えば、覚えることや業務に優先順位を付けたり、ほかの人と比較しないようにしたりすることです。
つらい気持ちが和らぐことがありますよ。
新人薬剤師が仕事についていけないと感じたときの解決策11選
- 覚えることや業務に優先順位を付ける
- 先輩薬剤師や同期と比較しない
- 失敗したときに必要以上に自分を責めない
- メモを取る
- 監査手順や投薬手順などのルーティンを作る
- 分からないことは早めに質問する
- 患者さんや医療関係者からのよくある質問を想定しておく
- つらいことに対するスルースキルを身に付ける
- 同期や同僚など相談相手を見つける
- 知識を身に付けるために隙間時間を活用する
- すぐにキャリアを決める必要はない
すべてを一度に実践する必要はありません。
まずは、自分にできそうなものから試してみてくださいね。
解決策①覚えることや業務に優先順位を付ける
新人薬剤師が仕事についていけないと感じたときの1つ目の解決策は、覚えることや業務に優先順位を付けることです。
優先順位を付けることで、何から取り組むべきかが明確になり、焦らず業務を進められるためです。
例えば、薬の置いてある場所や知識は、よく出るものから覚えましょう。
業務をこなしやすくなります。
また、薬剤師の仕事は、監査や疑義照会、液剤・粉剤の調製など同時に複数の業務が生じることがあります。
そのとき、今やるべきことは何かを見極めることが大切です。
患者さんを待たせている業務やほかのスタッフの作業を止めている業務など、優先度の高いものから対応しましょう。
はじめのうちは、優先順位の付け方がわからない可能性もあります。
迷ったときは、1人で考えずに先輩薬剤師やスタッフに聞いてみるといいですよ。
新解決策②先輩薬剤師や同期と比較しない
2つ目の解決策は、先輩薬剤師や同期と比較しないことです。
なぜなら、比較しないことにより、自分の成長に目を向けられるためです。
先輩薬剤師は、自分より経験が長いですよね。
仕事に慣れている先輩薬剤師と同じレベルで業務をこなせないのは、当然のことです。
先輩薬剤師にも仕事についていけないと悩んでいた時期があったかもしれません。
また、同期のできていることばかりに目を向けても焦りが生じるだけです。
反対にその同期は、自分ができていることができなくて悩んでいるかもしれません。
人には、それぞれの得意分野と苦手分野がありますよね。
経験を積むことで、苦手分野も克服できることでしょう。
大切なのは、自分の成長に目を向けることです。
他人と比較することにより、自分も着実に成長しているにもかかわらず、その変化に気付かない可能性があります。
昨日の自分と比べて、できるようになったことはないか振り返ってみましょう。
解決策③失敗したときに必要以上に自分を責めない
新人薬剤師が仕事についていけないと感じたときの解決策として、失敗したときに必要以上に自分を責めないことも挙げられます。
自分を責めすぎると、ミスが怖くなり、挑戦できなくなるためです。
ミスをしてしまうことにより、「こんなミスをして恥ずかしい」「迷惑をかけてしまった」と羞恥心や罪悪感を抱くことがあります。
時間が経っても忘れられず、常に頭のなかでミスのことを考えてしまいますよね。
ミスが怖くなり、業務を任せられることがストレスに感じるかもしれません。
しかし、強いストレスを感じながら業務を行なっていると、本来の力を発揮しにくくなります。
ミスをすることは誰にでもあります。
とくに、新人薬剤師は、経験が少ないため、ミスが多いのも当然です。
ミスの原因を振り返り、同じ失敗を繰り返さないための対策を考えることは大切です。
しかし、過度に自分を責める必要はありません。
解決策④メモを取る
メモを取ることも解決策のうちの1つです。
忘れていたとしても確認でき、安心して業務に取り組めるためです。
例えば、一包化や薬歴記入などで機械を使用することがあります。
使い方を教えてもらっても1度で覚えるのは難しいですよね。
次に使うのが数日後になると、操作方法を忘れてしまうこともあるでしょう。
メモを取っていれば、次に機械を使用するときに確認できます。
新人薬剤師は、短期間でたくさんのことを教えてもらいます。
情報量が多く、1度だけでは覚えられないのは当然のことです。
メモを取ることで、思い出したいときに確認できます。
また、先輩薬剤師やスタッフに確認する前に自分で見直せるため、理解も深まりやすくなります。
業務内容や薬の知識などを教えてもらったときは、積極的にメモを取りましょう。
解決策⑤監査手順や投薬手順などのルーティンを作る
新人薬剤師が仕事についていけないと感じたときは、監査手順や投薬手順などのルーティンを作ることをおすすめします。
確認漏れがなくなり、ミスが減るためです。
監査や投薬等の際には、患者名や薬剤名、規格、数量など確認する項目がたくさんあります。
とくに、新人薬剤師は、規格の見落としなどのミスが起こりやすいです。
自分なりに確認手順を決めておきましょう。
毎回同じ順番で確認することで、確認漏れを防ぎやすくなります。
はじめのうちは、手探りで行うため、戸惑うことも多いですよね。
何度も繰り返すうちに、スピードアップやミス防止につながる自分なりの手順が自然と見つかります。
解決策⑥わからないことは早めに質問する
仕事についていけないという悩みを解決するためには、わからないことを早めに質問することも1つの手です。
わからないことを放置していると、ミスや業務の遅れにつながるためです。
質問したいと思っても、「忙しそうだから声かけづらいな」「迷惑だと思われないかな」と不安に感じますよね。
しかし、わからないまま自己判断で業務を進めるほうが危険です。
薬剤師の業務は、患者さんの安全にも関わるため、不安なことがあれば確認することが大切です。
なお、質問する際は、自分なりに調べたり考えたりしたうえで聞くと、理解も深まりやすくなります。
わからないことを早めに解決することで、知識や経験が身に付き、自信にもつながるでしょう。
解決策⑦患者さんや医療関係者からのよくある質問を想定しておく
患者さんや医療関係者からのよくある質問を想定しておくことも解決策のうちの1つです。
心の準備ができて、安心感につながるためです。
例えば、服薬指導や疑義照会のとき、「質問されたらどうしよう」と緊張してしまいますよね。
新人薬剤師のうちは、知識や経験が十分ではないため、急な質問に答えられず、困ることもあります。
服薬指導の際によくある質問は「飲み忘れたときはどうしたら良い?」「この痛み止めはどれくらいで効く?」などです。
事前によくある質問を想定し、回答を準備しておくことで、緊張が和らぎます。
時間があるときに調べることもできるため、焦らずに済むこともメリットです。
質問に答えられた経験は、自信にもつながりますよ。
解決策⑧つらいことに対するスルースキルを身に付ける
新人薬剤師に限らず、スルースキルを身に付けることは大切です。
過度にストレスを抱えにくくなり、日々の悩みを軽減できるためです。
スルースキルとは、他人から受けたネガティブな言葉や態度を必要以上に気にせず、受け流す力のことです。
職場には、理不尽な発言をしたり、強い言い方をしたりする人がいる場合もあります。
新人に対して当たりが強い人もいるかもしれません。
とくに新人薬剤師は、「仕事についていけない」「迷惑をかけているかもしれない」と悩みやすい時期です。
そのため、理不尽な言葉や態度も深く受け止めてしまいがちです。
しかし、それらの言動は必ずしも自分の成長を思ってのものとは限りません。
すべてを真に受けてしまうと、必要以上にストレスを抱えてしまいます。
相手の言動をすべて正面から受け止めるのではなく、「受け流す」という意識を持つことも大切です。
解決策⑨同期や同僚など相談相手を見つける
新人薬剤師が仕事についていけないと感じたときは、同期や同僚など相談相手を見つけることをおすすめします。
自分の悩みや感情を言葉にして吐き出すことにより、心が軽くなるためです。
新人薬剤師の時期は、「仕事についていけない」「自分だけできていないのではないか」と不安を感じやすいものです。
同じように悩んでいる同期も多く、話してみると「自分だけではなかった」と安心できることもあります。
また、職場の同僚であれば、業務の進め方や注意点など、実践的なアドバイスをもらえることもあります。
自分では気づけなかった視点を得られるため、業務の改善にもつながります。
誰にも相談せずに悩みを抱え込んでしまうと、不安が大きくなり、仕事への負担も増えてしまいます。
気軽に話せる相手が見つかれば、精神的な安定にもつながるでしょう。
解決策⑩知識を身に付けるために隙間時間を活用する
知識を身に付けるために隙間時間を活用するのも効果的です。
短時間で効率良く勉強できるためです。
働きはじめると、まとまった時間を作って勉強するのは、難しいですよね。
疲れて仕事から帰ってきたあとの時間は、リフレッシュや睡眠に使うことも大切です。
しかし、薬剤師として業務をこなせるようになるためには、知識を身に付けることも必要です。
職場から家までの電車の中や半身浴のときなどの隙間時間を活用することで、無理なく勉強できます。
なお、薬剤師が発信しているInstagramやYouTubeを見るのもおすすめします。
スマホ1つで勉強できるため、便利です。
隙間時間の学習は「短時間の集中を繰り返す」ことがポイントです。
1回の時間は短くても、積み重ねることで知識の定着につながります。
解決策⑪すぐにキャリアを決める必要はない
仕事についていけないと感じたとしても、すぐにキャリアを決める必要はありません。
最初の数ヶ月で向き不向きを判断するのは難しく、焦って決めてしまうと後悔につながる可能性があるためです。
入社したばかりの頃は、覚えることが多く、うまく業務をこなせないため、「自分は薬剤師に向いていないのではないか」と悩むものです。
経験を積むことで、できることや得意な業務も少しずつ増え、やりがいを感じるようになることもありますよ。
まずは、キャリアを急いで決めるのではなく、日々の業務に慣れることを優先しましょう。
続けていくなかで、自分に合った働き方や得意な分野が見えてくるようになります。
新人薬剤師が辞めたいと感じたらチェックすべきこと

新人薬剤師は、新しい環境のなか、知識や業務など多くのことを学ばないといけません。
さらに、患者さんだけでなく、先輩薬剤師やスタッフとの関わりなどもあり、人間関係で悩むこともありますよね。
そのため、「仕事についていけない」「辞めたい」と感じることもあるでしょう。
しかし、仕事を辞めたいという感情は、一時的なもので、業務に慣れることで解消される場合もあります。
一方、職場環境に問題があり、早めに対処したほうがよいケースもあります。
まずは、「仕事についていけない」と感じる原因が成長途中の悩みなのか、それとも職場環境の問題なのかを整理してみましょう。
新人薬剤師が辞めたいと感じたらチェックすべきこと
辞めるべきか悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね。
仕事についていけないと感じるのは成長途中の悩みなのか職場環境の問題なのか
仕事についていけないと感じたときは、その原因が成長途中の悩みなのか、それとも職場環境の問題なのかを考えてみましょう。
原因によって取るべき行動が異なるためです。
例えば、業務に慣れていないことや知識が足りないことによる悩みであれば、経験を積むことで解消される可能性があります。
実際、多くの新人薬剤師が「仕事についていけない」と感じながらも、少しずつ業務に慣れていきます。
一方、十分な教育を受けられない、相談できる人がいない、長時間労働が続いているなど、職場環境に問題がある場合もあります。
このようなケースでは、自分の努力だけで解決することが難しいでしょう。
まずは、自分が何に悩んでいるのかを書き出してみることをおすすめします。
原因を整理することで、今後どう行動すべきかが見えやすくなります。
教育体制やフォロー体制は充実しているか
チェックする項目として、教育体制やフォロー体制が整っているかも挙げられます。
職場環境に原因がある可能性もあるためです。
新人薬剤師にとって、業務を教えてもらえる環境や相談しやすい環境があることは非常に重要です。
職場によっては、十分な教育が行われていなかったり、質問しづらい雰囲気だったりする場合もあります。
そのような環境では、新人薬剤師がより一層仕事についていけないと感じやすくなってしまいます。
教育担当者がいるか、質問しやすい雰囲気があるか、困ったときに相談できる人がいるかなどを確認してみましょう。
もし教育体制やフォロー体制に問題があると感じる場合は、上司に相談したり、異動や転職を検討したりすることも選択肢の1つです。
心や身体に不調が出てないか
心や身体に不調が出ていないかも確認してみましょう。
無理を続けることで、さらに状態が悪化してしまう可能性があるためです。
新人薬剤師は、学生時代と環境が一気に変わるため、気付かないうちにストレスや疲労が蓄積していることもあります。
眠れない日が続く、食欲がない、仕事のことを考えると強い不安を感じるなどの状態が続いている場合は、注意が必要です。
一時的な疲れではなく、心や身体が限界に近づいているサインかもしれません。
1人で抱え込まず、信頼できる人や上司に相談してみましょう。
十分な休息を取ることも大切です。
心や身体の健康を守ることを優先しながら、今後の働き方について考えてみてください。
新人薬剤師が辞めたい理由が職場環境なら転職も1つの手
新人薬剤師が辞めたいと感じる理由が職場環境の場合、転職を考えてみることをおすすめします。
なぜなら、合わない職場で無理に働き続ける必要はないためです。
職場の体制や雰囲気などは、自分の努力だけで改善できません。
今の職場にこだわらなくても、教育体制が充実しているところや雰囲気が良くて働きやすいところはあります。
もちろん、まずは上司に相談してみても良いでしょう。
上司に相談できる環境でない場合や相談しても改善が見られない場合は、転職を検討しましょう。
新人薬剤師が仕事についていけないと感じるのは成長している証拠
新人薬剤師が仕事についていけないと感じるのは、めずらしいことではありません。
あなただけではないので、安心してください。
入社したての頃は、業務や薬の知識、施設のルールなどたくさん覚えなければなりません。
業務をスピーディーにこなせなかったり、ミスしてしまったりと不安に感じますよね。
しかし、入社して3ヶ月ほど経つと余裕も出てきて、徐々に自信が付いてくる人もいます。
慣れるまでは、悩みを少しでも解消できるようにやるべきことに優先順位を付けたり、メモを取ったりなどの解決策を試してみましょう。
もし、「仕事についていけない」「辞めたい」と思った原因が職場環境であれば、転職を検討することをおすすめします。
経験や知識が足りていないことが原因ならば、様子をみてみましょう。
何度も業務をこなし、経験していくことで、悩みは解消していきます。
新人薬剤師が仕事についていけないと感じるのは、成長している証拠の1つです。
焦らず経験を積み重ねていきましょう。

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